肥満を招く食生活とカロリーは関係あるのか?

ローカロリー、ローファットの弊害

痩せるために、太らないため、現状維持したいからとローカロリー、ローファットの食事をしていると過食を、招いてしまい肥満の原因になります。

さらに、この食事を長期的に続けていくとさまざまな弊害が生まれてくるのです。この状態は、「甘いもの」(砂糖)が食べたい欲求に直結します。ローカロリーの食事はエネルギー不足になりエネルギーの燃料の糖質を強く求めます。

また、ローファットにしてしまい脂質が減ると「レプチン」とう脂肪細胞から出るホルモンが減少してしまいます。満腹ホルモンともいわれるこのホルモンは食べ過ぎを防ぐ大切なホルモンです。このレプチンは体内時計と関係があります。

食べ物を食べて、血糖値が高くなると、脂肪細胞からレプチンが分泌され満腹中枢を刺激して、満腹感を感じることができます。ですので、食事は体内時計に合わせて脂肪や糖質の消費を促すため、食事はできるだけ毎日同じ時間帯に食べることは望ましいです。不規則な生活で体内時計が狂ってしまうことも、レプチンが抑制されるので太りやすくなります。

また、睡眠不足は過食の原因のひとつです。

そして、ローカロリー、ローファットの食事が長期に渡ると、「レプチン」が減ってしまい、食べても食べても、なかなか満腹感を得ることが出来ません。

満腹にならない

ローファット、ローカロリーの食事は先ほどのあったように、「レプチン」が減少してしまうので満腹感にならずについ食べ過ぎてしまうことに。。。結果、体重が増えてしまいます。

さらに、テストロゲンというホルモンが減少し、体温が下がり代謝が落ちるということが起こります。結果、疲れやすくなり、やる気が起きない、なんだか怠いという風になってきます。

また、ローファットの食生活は微量栄養素が不足するため、ビタミン不足になってしまいます。ビタミンの多くは脂質がなければ体に吸収することができないのです。

脳のパフォーマンスが落ちる

脳は一日に消費するカロリーの20%を占めます。ローカロリーの食事は脳に十分な栄養が届かないので脳のパフォーマンスが落ちてしまうのです。

脳は60~70%が脂質でできています。話が少しそれますが、脳の脂質は必須脂肪酸オメガ6と必須脂肪酸オメガ3が4:1で構成されるのがベストです。ですが、現代はオメガ6はみなさん摂取できているのですが、オメガ3の方が不足していいるため、脳のパフォーマンスも落ちているのです。オメガ6はオメガ3に比べて多くの食品に含まれますが、オメガ3は魚(さんま、さば、あじなど)、えごま油、亜麻仁油など含まれている食品が少ないのです。

ローファットの食生活は、脳を動かすために必要な脂質が不足するため、神経伝達物質やホルモンの機能が落ちてきます。わたしも摂食障害真っ只中の頃、拒食でほとんど栄養素が摂取できていなく、精神科医に「脳がスカスカになってしまい、記憶力も悪くなり、お馬鹿さんになってしまうよ」と言われたことを今でもよく覚えています。

まとめ

健康的なダイエット、正しいダイエットにはカロリーを減らすことではなくしっかりと良質の脂質を摂取していっことが必要であり、太らない食生活にも良質な脂質が必要ということになります。太るのはカロリー過多(極端なカロリーの多さは別ですが)を気にして、カロリーを減らすことを頑張るのではなく、何を(体に本当に必要な栄養素)をどのくらい(量)食べるのかが大切です。脂質もカットすることを頑張るのではなく、良質の脂質をどのくらい摂取しているのかを気にかけた食生活をすることが、スムーズにダイエットに効果のある食生活を送ることができます。

結果、あなたの希望通りのボディを手に入れることが可能になります。

ダイエットに取り組んでいるあなた、今の体型を維持したいあなたの役に立てましたら幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

*参考文献 超一流の食事術 アイザック・H・ジョーンズ(著)

 

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